書の歴史

書の歴史 · 2020/08/08
皆さんこんにちは。 書道教室『墨咲』の近藤朴咲です。 久しぶりにお勉強です!書の歴史(^^) 仮名の御手本として”高野切”と”関戸本”をよく使っていましたが、今日はずっと欲しかった”継色紙”を購入しましたので三色紙についてご紹介しますね。 ・継色紙(つぎしきし) ・寸松庵色紙(すんしょうあんしきし) ・升色紙(ますしきし)...

書の歴史 · 2020/02/07
皆さんこんにちは。 書道教室『墨咲』の近藤朴咲です。 引き続き落款の付加語についてご紹介したいと思います。 今日は、季節の雅名についてです♪ 落款に季節を記す場合は、春日・夏日…というように”日”を付けて、年号や干支に続けて書くのが基本形ですが、この他にも様々な雅名があります。 <春>青陽・蒼天・青帝・東君…...
書の歴史 · 2020/02/06
こんにちは。 書道教室『墨咲』の近藤朴咲です。 今回は、落款の付加語の”堂号”について少し書きます。 堂号を落款に入れる場合は「于」や「於」を頭に置いてその下に書きます。 堂号は、地名や住所から付けたり、家や部屋の特徴から付けたりします。 例えば、地名から付けるとしたら、北海道なので「蝦夷地」「北州」「石狩」などなど…。...
書の歴史 · 2020/02/02
皆さんこんにちは。 書道教室『墨咲』の近藤朴咲です。 今日は落款の付加語についてご紹介します。 通常、作品の最後の行の左下に落款を入れますが、空白が長く空いた場合には落款を長く入れる事が出来ます。 写真は”高適詩庚子春日於禰古齋朴咲書”と書いてあります。 これは作品について記したり制作時の状況等を記したりします。...

書の歴史 · 2019/11/21
みなさんこんにちは。 書道教室『墨咲』の近藤朴咲です。 今日は、初唐の三大家の最後の一人”褚遂良”(ちょすいりょう)についてです。 三人の中ではぐっと若い褚遂良ですが、やはり王羲之の書を非常に良く勉強していました。 王羲之の書を好んだ太宗皇帝の収集した作品を見て、それらが本物か偽物かを見分ける力も優れていたそうです。...
書の歴史 · 2019/11/15
みなさんこんにちは。 書道教室『墨咲』の近藤朴咲です。 今日は、欧陽詢について少しだけお話します♪ 欧陽詢は、特に楷書に秀でており代表作は”九成宮醴泉銘”です。 とても聡明な人だったようで、形がとても美しくて用筆も非常にしっかりとした字体から、その人柄が感じ取れるような気がします。...
書の歴史 · 2019/11/09
みなさんこんにちは。 書道教室「墨咲」の近藤朴咲です♪ 写真は、初唐の三大家のひとり”虞世南”(ぐせいなん)の臨書です。 初唐の三大家については、先日ブログで触れましたね。 欧陽詢は凛としたするどい線で書かれていますが、虞世南は欧陽詢と比べると線にまるみのあるやさしい線質で、やはり上品な字です。 虞世南の作品といえば「孔子廟堂碑」です。...

書の歴史 · 2019/11/04
こんにちは。手稲の書道教室「墨咲」の近藤朴咲です。 ”書”にとって最も重要な唐の時代に活躍した人物といえば、欧陽詢・虞世南・褚遂良の三人で、この三人を「初唐の三大家」と呼びます。(おうようじゅん・ぐせいなん・ちょすいりょう)...
書の歴史 · 2019/10/31
みなさんこんにちは。 手稲の書道教室「墨咲」の近藤朴咲です。 今回は”草書”について少し‥(^^) 前回の書の歴史の中に出てきましたが、隷書を速く書いているうちに草書が誕生しました。ですから初期の草書にはまだ隷書の波磔(はたく)の名残があります。...

書の歴史 · 2019/10/19
みなさんこんにちは。 書道教室『墨咲』の近藤朴咲です。 今回は”木簡”(もっかん)についてのお話を少しします。 ”木簡”というのは、20世紀に入ってから見つかった、薄い木の札のようなものをいいます。 もともと「書簡」=手紙という意味で、「簡」=竹札のことです。...

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