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書の歴史⑧

みなさんこんにちは。

手稲の書道教室「墨咲」の近藤朴咲です。

 

今回は”草書”について少し‥(^^)

前回の書の歴史の中に出てきましたが、隷書を速く書いているうちに草書が誕生しました。ですから初期の草書にはまだ隷書の波磔(はたく)の名残があります。

現在は、かなり年配の方が草書体で書かれたりしますが、なかなか一般的には使われなくなっていますよね。私たちが草書に触れられる機会は

今は殆どありませんが、草書は書道の作品作りにおいてはとても重要な欠かせない存在なのです。

この芸術的な書体を勉強するのにまずお勧めするお手本は、王羲之の「十七帖」(じゅうしちじょう)です。

十七帖は、王羲之が書いた手紙を集めたものです。十七帖では文字を一字ずつ切り離して書いていますが、やがて二字三字を繋げて書く”連綿”が誕生します。

他にも、孫過庭の「書譜」、懐素の「自叙帖」なども有名です。

創作する時には、行書と草書を織り交ぜて作り上げて行きます。

十七帖などの臨書を通じて、独草体を連綿体にしていく練習が出来ますよ♫

 

今日もお勉強お疲れ様でした(*^^)v