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大筆の扱い方

皆さんこんにちは

8月から教室でのレッスンに「筆」を持参していただくことに致しました。

そこで、大筆の扱い方についてを書こうと思います。

 

<新しい筆のおろし方>

まず糊で固めてある毛をほぐしていくのですが、穂先の先端からゆっくりと順番に少しずつ少しずつ指の腹でもみほぐします。

聖筆は穂の部分が長いですから、半紙作品を書く場合は、半分より少し手前でほぐし終えると良いと思います。

書いている内に徐々にほぐされて行きます。

 

<筆の保管の仕方>

墨汁を含ませる際には、必ずほぐした根元まで含ませてください。

先の方にだけ墨汁を付けているだけだと、根元から乾燥してすぐに筆が固まってしまいます。

書き終えた筆は、墨汁が根元まである程度含まれた状態で、竹キャップなどを軽く被せておきます。

毎日は無理でも、2日に1度は墨汁に浸けてあげて、またキャップをしておけばこのままずっと使えます。

 

 

<筆の洗い方>

筆が固まってきたら根元から洗います。

黒い色が少しも流れなくなるまで完全に洗い、軽~く水気を切ったら穂を下に向けて、完全に乾くまで吊るしておきます。(少しでも湿ったまま使い始めるとカビてしまいます。)

2日~3日ほど吊るして完全に乾いたら、タコ糸などで穂がくねらないように根元から縛ると使いやすいですよ。

 

☆糸で縛った筆を洗う時には糸は外して、固まった根元までしっかり洗い流して穂の全体をきれいに洗います。

 そして完全に乾いたら新しい糸で縛ってくださいね☆